食物せんいには「不溶性」と「水溶性」の2種類があります。
それぞれ腸の中で異なる働きをしていますが、
両方を組み合わせることで便秘解消&デトックス効果が高まります。
腸内で水分を吸収して膨らみ、腸壁を刺激して腸の蠕動運動を促します。便のかさをふやす作用があるので便秘解消に効果的なのですが、水に溶けない性質のため、とりすぎると便が固くなってしまいます。
腸管内の水を吸収して、便をやわらかくしてくれる作用があります。ネバネバとした粘性があるので腸内の老廃物や毒素を吸着し、便として排出してくれます。また、悪玉菌を減らして腸内環境を整える働きもあります。
腸の健康を考えると、摂取量は「不溶性2:水溶性1」の割合が理想的です※。
もちろん、厳密にこの割合を守る必要はありません。バランスよく摂取することを心がけてください。
(注釈)
慢性便秘症の患者に水溶性食物せんいの一種であるポリデキストロースを摂取してもらったところ、排便に対してもっともよい結果が得られたのは不溶性食物せんい14g、水溶性食物せんい7gの割合であったという研究結果に基づいています。
「不溶性食物せんい」を多く含む食品
「水溶性食物せんい」を多く含む食品
「水溶性食物せんい」
「水溶性、不溶性食物せんい、両方含む」