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【便秘外来☆連載企画 2009】

まとめ

便意は腸と脳の連携プレーによって起こります。

食べ物が入ると起こる胃・結腸反射には、約1億個もの腸神経が関与しているとされ、これを「セカンド・ブレイン」と呼んでいます。多くの便秘患者さんは、お腹の苦しさだけでなく、「イライラ」や「ストレス」を強く実感しています。これは腸の異常、つまり出るべき便が滞留しているという状態が、このセカンド・ブレインを通じて脳に伝わるためではないかと考えられます。

腸はそこに送られてきたさまざまな情報を敏感にキャッチします。腸に不快を感じないためにも、きちんとした食事につとめ、便をしっかり出しましょう。

 

当院の便秘外来では、薬などによる治療とともに、多くの患者さんに食事療法をすすめています。

「食養腸(しょくようちょう)」という考え方から、そのかたの腸の状態に応じて、食事療法を行いますが、多くのかたに、オリーブオイルと地中海型食生活をすすめています。

また、和食もすばらしい料理ですから、和食に地中海型食生活のエッセンスを加えた「地中海型和食」も提唱しています。

さらに音楽療法などもすすめておりますので、またいつか機会がありましたら、こちらのコラムでもご紹介しようと思います。

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「もっと詳しく知りたい!」そんな時…

松生恒夫院長の著書もご紹介しています

腸のこと、便秘解消法、ダイエット方法、地中海式のオリーブオイル健康法…
当院の院長、松生恒夫には、さまざまな著書があります。

「もっと詳しく読んでみたい」というかたは 「著書紹介」のページにて ご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。